先物地獄のワナを解き明かす!―被害救済のための抜本的改革私案
民事法研究会 民事法研究会
ユニークさは評価できる。
だらだら書いていて繰り返しが多い。でも私は保険つなぎのメカニズムの説明は、目からうろこのように感じた。商品先物の有用性はこれだけなのか。もっと説明してほしかった。ほんとに先物取引は必要なのだろうか。この本の説明では、その点十分な説得力がない。でも役に立っているのならば、今の制度はよくない。興味本位で買って読んだが、こんなにひどい悪徳はいずれ取り締まらねばならないというのは賛成だ。筆者は猶予期間をもうけて、先物会社の悪徳商法を見過ごす期間が必要だ、というけれども、そうまでして先物会社を養護するべきなのか。全体としては、先物の有用性について保険つなぎをあげている点、そして被害をなくして先物の評判をよくして、先物取引を守り立てる方策を打ち出している点において前向きさとユニークさがあるのがよい。
いまひとつ説得力に欠ける。しかしテーマは良い。
■悪いと思ったところ
・被害者は分別ある大人なのに、儲かるという甘言に乗せられた自己責任には追求しないどころかむしろ擁護し、業者ばかりを非難する内容になっている。確かに業者にもいろいろ問題はあると思う。しかし、例えば先物取引の仕組みも理解しないで被害者は損をさせられたという記述があるが、仕組みを理解しないのに欲の皮を張って契約書に印鑑を押してしまうような被害者の責任も同様に追及されるべきだと思う。
・途中から「友人・私」「知人・私」といった対話形式で筆者の考えに誘導するような記述が多くなり、冗長にもなっており、客観性が薄れてしまっている。分かりやすく工夫したつもりなのだろうが、かえって逆効果になっている。
・説明に回りくどいところが多く、何が言いたいのか書いてあるところまで読み進めるのが苦痛に思う箇所が多かった。
・後半でガソリンがストップ安になったのは業者が売り崩したからだとの憶測が書かれているが、市場の出来事が何も書かれていない。たとえば産出量を増やすようなニュースが流れれば、売られるのは当然の結果だと思う。これが何もニュースがないようなときにストップ安になるならその可能性があるかもしれないが、それでも1業者が売り向かったところで余程流動性の少ない銘柄でないかぎり、ストップ安にはならないのではないか。市場の出来事も合わせて分析がないと業者が売り崩したという説明としては説得力に欠ける。
■良いと思ったところ
・被害者を救済したいという熱意は伝わってくる。しかし悪いと思ったところに書いたような内容が説得力を弱くしている。また、少し被害者の側に寄り過ぎてると思う。もう少し中立性を保てればもっといい内容に仕上がったと思う。テーマが興味深いものだけに、実にもったいない。
・裁判に勝てても被害額の3割程度しか取り戻せないため、弁護士が低報酬のため弁護する気にならないというところは興味深かった。
・終始一貫して先物業者と先物取引を分けて考えているところは客観性があってよかった。
・先物被害の実例と被害額が載っているのがよかった。実例が載っていると迫力が違うので、あと2,3倍は載せてもよかったと思う。
■今後の期待
最近は少し落ち着いてきましたが、外国為替証拠金取引など、証券取引全般に関して本書のような警鐘を鳴らすシリーズの執筆を期待しています。今度はできるだけ中立性を念頭に置いていただけるとより説得力が高くなると思います。
先物取引に一石を投じる作品!?
イメージの悪かった先物取引ですがこの本を読んで先物取引が日本経済に役立っていることを初めて知りました。でも、現行の制度ではまだまだ問題点が多いみたいなので、この本に書いてある様に改善されてより良い先物市場になって欲しいと思いました。
これから、先物取引がどうなっていくのか楽しみです。
先物価格分析入門―商品先物を中心に
近代文芸社 近代文芸社
先物取引をなさる方はお勧め!
実際に、先物取引をされている方にはお勧めです。
統計学の知識が出てきますので、統計学の知識を持っている、
勉強したい、と言う方であればなおよろしいかと思います。
商品先物市場発展の条件
時事通信出版局 時事通信出版局
個人投資家のための原油取引入門 (パンローリング相場読本シリーズ)
パンローリング パンローリング
金融資産保全のための「原油先物取引」に関心を持つ個人投資家を主な対象とした原油取引の入門書である。著者は、原油および石油製品の現物取引、デリバティブ(原油先物およびオプション)のディーリングに携わるプロ。
内容は、原油先物市場とはどんな世界なのか、どう取り組めばよいのかという課題に対し、トレーダーの立場から、世界の原油とエネルギー事情、価格のしくみについて記したPART1「基礎知識編」、原油先物市場の分析やトレード戦略の仕掛け方を示したPART2「トレード実践編」、一般投資家の債権保全や原油先物市場の安定性について述べたPART3「リスク解説編」の3部に分かれており、100問100答のQ&A形式で解説している。
本書が書かれた背景には、2001年9月10日の東京工業品取引所(東工取=TOCOM)への「原油先物取引」の上場がある。原油先物市場は、金利先物、株価指数先物、為替先物などと並ぶ、大型金融派生商品であり、とりわけ原油は値動きの荒さで群を抜くハイリスク商品である。しかし、それは同時に、自己責任でこの市場に挑戦してみようという投資家にとっては、ハイリターンの果実を得る機会が誕生したことを意味する。著者は、長年の経験とノウハウをもとに、この市場に関連する数々の情報と実際に利益を獲得するための7つの原油トレード戦略を具体的に明らかにする。本書は、原油先物取引に興味を持つ個人投資家にとって格好の入門書となるだろう。(増渕正明)
非常に読みやすい価値ある1冊
ルーキーにしてエースで4番打者、と鳴り物入りで登場した東京原油ですが、一般投資家へのわかりやすさという点で、ガソリン・灯油に遅れを取っている感は否めません。原油の人気はともかく、本書はそんな原油市場に関して基礎から丁寧に解説した良書です。
取引を行う上での基礎知識を得るには、まず本書で学習するのがベストでしょう。なお、著者は後に「個人投資家のためのガソリン灯油取引入門」という本も書いていますが、こちらはさらにオススメです。
石油系の売買を行う人は両方とも必ず読んでおくべき1冊です。
相場の張り方
パンローリング パンローリング
ためになった
相場で50億100億稼いだ人はたくさん見てきたが、
人間ができていないとそれを残すのは難しいと書かれていた。
私のようなヒヨッコにも理解できるような気がした。
おかしくなってしまいそうな挫折を乗り越え
堅実に利益を重ねてきたはずでも
少し気が緩むと何かに憑かれたように信じられない馬鹿な取引をしてしまう。
それが人の器というものなのかも知れないが、
同じ轍を踏まぬよう精進したい。
投資関連の書物には”成功体験”を綴ったものが多いが、
こういった負の側面を照らした書物こそが真に身のためになるのではないだろうか。
流石の一言
色々な歴史を紐解きながら、相場というものの本質を教えてくれる。
シカゴから易経まであらゆるところから引用を引っ張ってくるあたり、あらゆる事にアンテナ張って教養高めることがどれだけ大切かがよくわかる。
セールスマンについての対処にも厳しく言及していて良い。「セールスマンの悪口言いながらそれと手を切れないあんたはなんなのか」と。営業マンと相場師では全く重要視している部分が違うということを理解しおくことは大切だろう。
相場用語がほとんど吉原遊郭からのものだとは知らなかった。堂島や先物売買の走りなど歴史物としても面白い。
それにしても諸行無常の相場道 恐るべし
気を引き締めても引き締めたり無いというところか。
時代が変わっても基本はほぼ同じだね
古きよき(?)時代のトレードの歴史がわかり
トリビアの泉のごとく、
雑学的知識を身につけるために読むもよし。
手元において、曲がった玉は潔く切る勇気を
得る為に読むもよし。
特に良かった所は
P34からの
日本の罫線とアメリカの罫線(1)~(5)
ご年配の鏑木氏の書き方では現在はアメリカ型の
カラッとしたやり方に軍配が上がるように見える。
俺もそう思う。天井と底を当てるのは不可能。
途中のおいしい所だけを取ればよい!
ただ、個人的には相場難儀道のほうが好きなので
☆4つ
竹本淳一
重鎮の含蓄に富む言葉
相場界の重鎮である鏑木繁氏による含蓄に富む言葉の数々である。紹介されている内容は書かれた時代背景もあり、古さを感じさせるところもあるが、内容は読んで納得させられることも多い。座右に置いてパラパラめくりたい本である。過去の先達の経験から学べることは多い。
フィナンシャルエンジニアリング―デリバティブ商品開発とリスク管理の総体系
金融財政事情研究会 金融財政事情研究会 John C. Hull
原著もほしいです
せっかくこんな良い本を訳すなら、訳者(東京三菱銀行金融商品開発部)にはもう少し手抜きしないで訳してほしかったというのが感想です。ちょっとつまらない違訳が目立つようです。英語が得意でない人でも原著は比較的平易に書いてあるので、お金が許せば原著も買って参照用にするのが良いと思います。直接原著を読めればベストですが。
門外漢には易しめだが
私のような全くの門外漢が原著を読む際には、同じ英単語でもその分野に応じた術語に直すことが出来ずに困ることがあるが、そういう意味ではこの日本語訳には意味があると思う。内容的にも、大学教養レベルの数学が解れば理解に躓くような部分は余りない。もっとも同じ術語でも出現位置によって用語の統一がなされていなかったり、説明なしに術語が出てきたり、術語と英訳の対応のさせ方が章(著者)によってバラバラだったり、そのせいで索引がきちんと機能していなかったりと粗雑な出来なのは否めない。でも原著を買いなおそうにも大金を払っちゃったしね(藁
とてもわかりやすい本です。
原書を読むのにはちょっと英語力が…という、金融工学をできるだけ独学で勉強したいという金融機関の人や学生にとってとてもよい本だと思います。1000ページを超える本だけあって、内容はとても充実しているし、やさしく書いてあって読みやすいと思います。ほかの本では、数式等が書いてあっても、それを実際の数値を使って計算するということはあまりありませんが、この本では、ほとんどの項目で具体例が載っています。また、練習問題もかなりたくさんあります(答えは英語版のソリューションマニュアルとして出ています)。日本語訳としては、いきなりハル氏のホームページアドレスが違うなど…という点はありますが、そういう点を考慮しても、十分買うべき本だと思います。
フィナンシャルエンジニアリング
Options、Futures & Other derivativesの日本語訳本ですが、誤訳が多く、また、常識的に考えてもおかしな表現が多数あります。ファイナンスのバックグラウンドのない人が読むとまず理解できないでしょう。原本と比べるとその差が歴然とします。この本を訳した東京三菱銀行金融商品開発部へ苦情を言うつもりです。
手持ち資金100万円からできる株よりやさしい商品先物 入門の入門 (アスカビジネス)
明日香出版社 明日香出版社
基礎知識の間違い
以前にネットの掲示板で話題になったとおり、季節による価格傾向と異限月間のサヤの開きを混同している。
季節傾向というのは、同じ限月同士で比較しなければならない。
この本で商品先物に手を出しました。
商品先物を取引する上での基本的事柄について書いています。
商品先物は敷居が高いですが、やり方によっては株よりも安全である旨が書かれており、きっとあなたも商品先物をやりたくなるでしょう。
先物の世界 相場喜怒哀楽
パンローリング パンローリング
高い海外本を買わなくても
翻訳本はかなりうまく訳していないと
何が言いたいのかまったく解らない場合があります。
英語が堪能で実際海外で取引されている方などは
もちろん原本を読んだ方が良いに決まっています。
またこれらの本はとてもお高い
確かにとてもお勉強になるのでしょう。
でも
何も高いお金をだして翻訳本を買わなくても
あるじゃないですか
相場だけではなく日々の生活にまで役にたつお話がいっぱいです。
かなり昔のお話などもありますが
昔も今もトレーダーの心理状態は不変なんですね。
反省の意味もこめて時々読み返すことをおすすめします。
他の鏑木氏の本も購入させて頂きました。
とてもよい本に巡り会えたことを感謝しています。
いつか達したい
相場師の栄枯盛衰や格言などを盛り込み、
巷に溢れる成功体験本とは一線画した内容である。
相場道を極めるには謙虚で勤勉な人格を育てるべきであるという
著者の人生観が伝わってくる。
「カラッポの器ほど大きな音がする」「川は浅いところほど水の音がきつい」
「やくざもチンピラほど威猛々しい」など私の人生観ともマッチする。
と言いたいところではあるが私自身も己を大きく見たがる弱さがある。
「賢く見られたい」「強く見られたい」「優しく見られたい」・・・
「相場の張り方」と併せて運用成績が好調で
有頂天になっているときにぜひ読み返し、身を戒めたい。
私は苦しいときに読み「みんなそうなんだ」という妙な連帯感から
鬱になるのを防ぐことができたのだが。
鏑木会長の名作です!これを守れば大損はしない!
投資日報の風林火山でおなじみの
鏑木会長の名著です。
H先生の本も悪くは無いが、この
鏑木さんの著書に触れたことで、大きな負けはなくなりました。
損切りの大切さ、そして、心の持ちようの大切さが
詳しく述べられています。また雑学知識も豊富に盛り込まれており
一昔前の相場関連の話のみならず多種多様な分野に詳しくなれます。
でも、相場は難しいですね・・・
こんな立派なことを書かれていても、風林の記事で
曲がって追証云々 とたまに(?)、あったりしますから。。。
でも鏑木会長だから許されるのです!
喜怒哀楽
「喜怒哀楽」
相場の世界ではこれらの感情が噴出するケースも多いでしょう。株や商品を買い、上げ相場で有頂天、その後の下げで失意の中に沈むなど、ご自身の経験から身につまされた方も多いのではないでしょうか。ただ、非常に面白いのですが、過度の感情移入は禁物かもしれません。読みながら他人の失敗を反面教師にして学びましょう(でも、それができないから苦労するんですけど)。
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