フィナンシャルエンジニアリング―デリバティブ商品開発とリスク管理の基礎
それにしても、日本語訳が出るとほぼ同時期に次の版が英語で出るというのが定番になっていますね。今回は5版と6版であまり内容に差が無かったのでよかったのですが、4版と5版は結構差があり、日本語を買った人には気の毒な思いをしたものでした。まあ、この分野に挑もうとする人は英語版を読むべきだと思いますが。
細かい点ですが、第5版で「住友銀行」の銅取引損失、となっていた部分が「住友商事」に直ってますね。
第6版
Derivatives の教科書。初版から15年、最新の第6版(2005年出版)になった。
この間のこの分野は目を見張る発展があった。第6版については、内容的には第5版とそれほど大きな差はない。今回の改訂は、教科書として読みやすく使いやすい物にするということが目的にあったと思われる。第5版までは、MBAの教科書としては若干難しく使いづらいことがあったのでそれを改善しようとしている。この間ほかの多くの競合するテキストも出版されたので、その中での位置づけをしようとしているのだと思われる。
introとしては良い。
最初にデリバティブのせつめいとかいろいろしてくれているため、
導入としてはよいでしょう。
数学的にもどうにか追える範囲で書いてる。
11章から突然毛色が変わる。
数学が苦手な人はここで死んでしまうと思う。
一方で、どうしても少し甘い。
というか、感覚で説明してかえって分かりにくくなってることもある。
金融工学の入り口にはなるけど、
これ一冊では到底完結してない。
オプションの基礎
オプション理論の概略を勉強できる。ブラックショールズやワラント・転換社債、バイノミナルツリーなどの基礎を抑えてから読むと理解が深まる。数学的証明も記載されているので便利。
第5版が出ましたね。
さすがにBibleと言われるだけあって内容の網羅性はさすが。著者もその部分に付加価値を認めているのか、版を重ねる毎に新しいトピックを追加しており、その継続性と義務感には頭が下がります。導入に読むには最適な本でしょう。和訳を待つより、最新第5版を洋書で持つ方をお薦めします。本場Amazon.comの書評も参考になります。
DVD リアルマネーコンテスト優勝者が語る勝利の投資術
実践 ガソリン灯油取引―個人投資家が石油投資で儲けるための最強マニュアル
第2部
ペイオフレシオやリスクリウォードレシオなど
改めて見直す機会となった。勝率だけを上げても
ダメなんだ。
さまざまなシステムトレードを10検証している。
オイル以外でも参考になる手法である。
クラックスプレッドに関してはなかなか分かりやすい。
非常に参考になったのが
最大逆行幅分布図例(P187)
思○オフの本はここからのパクリと見られる。
(ほぼ同時期に買ってガックリ)
アレよりもコチラの方が絶対オススメ。
竹本淳一
前著よりかなり洗練されている
「個人投資家のためのガソリン灯油取引入門」の実践編が出た。前著は2002年に書かれたものであり、内容は優れていたが、ここ数年の激しい相場の動きや石油を取り巻く環境の変化から、改定が待たれていた。内容を実践的なものに絞り、最新データやあたらな手法などを追加したのが本書である。
本書は書名に「実践」とある通り、より実践的な内容となっている。個人的には前半のファンダメンタルズの解説(これも面白いが)よりも、後半の「個人投資家のための石油トレードの実践」の方が好きだし、大半の読者もこの内容には満足できるだろう。通して読んでみると、前著に比べて非常に洗練された内容となっている。
前著には「東工取(TOCOM)って何ですか?」などという幼稚な初心者向け解説があったが、こうしたものがすべて省かれ、実践家向けに必要な内容のみを集中的に解説している。この結果、本書は非常に洗練された1冊となった。もし、読者が初心者なら前著を合わせて読むことをお勧めするが、最新のデータでより実践的な内容を望むなら本書を選択するべきだろう。
著者は長年、石油のディーリング業務に従事してきた方だそうで、業界のさまざまな事情に精通しているようで、ファンダメンタルズの分析も一味違う。各国の埋蔵量やOPEC、非OPECの状況などの解説は興味深い。
また、「あとがき」には著者のメールアドレスが掲載されており、「疑問や質問は遠慮なく、問い合わせて欲しい」とあり、読者にはかなり親切だ。さらに本書の読者のみを対象とした特別セミナーの企画もあると書かれており、どのようなものなのか非常に楽しみだ。
ディーリングルームへようこそ!
本書は、「個人投資家のためのガソリン灯油取引入門」」「個人投資家のための原油取引入門」の著者による新刊です。これらの本のうち、重要なエッセンスを抜き出し、かつ最新の石油を取り巻く状況やデータ、新たな手法が追加されています。
本書は前著2冊とはかなり違う特色があります。まず、前著に最初にあった初心者向けの「基礎知識編」がありません。この部分は前著の内容で十分ですし、率直に言って、中級者以上の人には特に読む必要のない内容であったため、省かれていて返ってすっきりした感じがします。
2点目の特色はファンダメンタルズの分析が深い、という点です。インターネットや各種書籍やレポートでは、石油の情報が大量に提供されるようになっていますが、どれもそれほど深い内容のものはありません。たまに内容が深くても、あまりにマニアックすぎたり、トレードに関係ない内容だったりすることが多く、石油市場のトレードを実践する人向きではありません。しかし、本書のファンダメンタル分析は一味違います。本書で解説されている「オイルピーク」の話など他のどこでも聞いたことがありません。
3点目はトレード手法の多様性です。前著で紹介された手法の有効性を検証するとともに新たな手法を紹介しています。また、圧巻は後半の「ディーリングルームへようこそ」「個人投資家が知らない石油トレードの盲点」の章です。この2章こそが本書最大の魅力であり、今までトレーダーやディーラー以外の人には知りえなかった内容です。ここを読むだけでも本書を購入する価値はあると断言できます。
ガソリン、灯油のトレードをする方なら絶対に読んでおきたい1冊です。